講義(演習)テーマ |
これからの図書館に不可欠である「電子書籍」「電子ジャーナル」を中心とするネットワーク情報資源について,その特徴と動向および扱い方を概観する。 |
講義(演習)概要 |
「図書館情報資源概論」の続編。図書館情報資源のうち,特に「電子書籍」「電子ジャーナル」を中心とするネットワーク情報資源について学ぶ。電子書籍とは何かを概観した上で,メディアとしての電子書籍の意義,電子書籍に用いられる技術,図書館における電子書籍の動向について解説する。次に,電子ジャーナルを学術コミュニケーションの観点から概観し,大学図書館を中心にその利用について学ぶ。また,実習や図書館見学を通じて,より実践的な知識を深めることも行う。 |
到達目標 |
図書館情報資源としての「電子書籍」「電子ジャーナル」について,その特性をイメージできるようになる。ネットワーク情報資源のメリット・デメリットや利用法について理解を深めることで,自分のレポート執筆,研究や趣味にも,それらの資料を積極的に活用できるようになる。 |
講義スケジュール(授業計画) |
講義は教科書に沿って,シラバス記載のとおりに進めるが,受講者の理解度や問題意識等を考慮して変更があり得る。
回 | 内容 |
第1回 | ガイダンス:図書館における電子資料 | 第2回 | 電子書籍とは何か(1)電子書籍の歴史 | 第3回 | 電子書籍とは何か(2)図書館における電子書籍 | 第4回 | メディアとしての電子書籍 | 第5回 | 電子書籍の技術(1)電子書籍を支える技術 | 第6回 | 電子書籍の技術(2)Webページ作成演習 | 第7回 | 公共図書館における電子書籍サービス | 第8回 | 公共図書館見学 | 第9回 | 大学図書館における電子書籍サービス | 第10回 | 学術コミュニケーションと電子ジャーナル | 第11回 | 大学図書館における電子ジャーナル | 第12回 | 電子ジャーナルの利用 | 第13回 | 電子書籍と電子ジャーナルのまとめ | 第14回 | 定期試験を実施する |
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評価基準・方法 |
定期試験 : 60 % 基礎的知識の定着度を見る
レポート : 20 % 適宜授業の内容に関するレポートを課す
日常点 : 20 % 授業への関与度
その他 : 0 % |
授業外学習の指示 |
授業前にあらかじめ次回の教科書該当ページを読み疑問点を箇条書きにする(予習2時間)。 授業の後は,配布されたプリント類を復習するとともに,授業中に紹介された資料を図書館で手に取って確認し,紹介された関連ウェブサイトは実際にPCで参照し確認すること(復習2時間)。 |
履修上の注意 |
学習中に生じた疑問はそのままにせず,質問すること。授業中でも授業終了後でもよい。出席票を兼ねた受講カードを毎回配布するので,それに授業内容へのコメント,質問,感想を記入すること。必要に応じて次回の授業等でフィードバックする。 |
オフィスアワー |
4月に学生ホームページに掲載する。 |
教科書 |
日本図書館情報学会研究員会編『電子書籍と電子ジャーナル (わかる!図書館情報学シリーズ ; 第1巻)』(勉誠出版,2014年.ISBN:978-4-585-20501-2) |
参考文献 |
授業中に指示する。 |
関連URL |
授業の中で随時紹介する。 |