講義コード 1005083101
講義名 道徳教育の指導法101
開講責任部署 大阪学院大学
講義開講時期 前期
講義区分 講義
基準単位数 2
時間 13.00
開講年度 2020
配当年次 2
曜日講時 水4
担当教員

氏名
◎ 井上  専

講義(演習)テーマ
道徳教育の歴史の理解と指導法の探究
講義(演習)概要
「道徳」とはごく一般的には「人としての正しい行いや性質」と言えようが、さまざまな価値判断の場面で相対化・多元化の傾向が顕著であるように見える今日、どのような意味で「人としての正しい行いや性質」について語ることができるであろう。またそのような「道徳」と「教育」との関係はいかなるものであろう。
本講義では、明治期以降の日本の道徳教育の歴史(各時期の内容と指導法)の学習と自分が分担担当した部分の発表を通じて、基礎的知識の修得と道徳の指導法へのヒントを各自が探究することを主眼としている。
とりわけ、各時期の著名人たちの辞世の句・言葉を探しそれに触れることで、「生命」にまつわる自他にインパクトのある授業内容やそれに適した指導法について、講義のなかで探求する。
到達目標
道徳教育の歴史・指導法についての基礎的知識を培うとともに、自分が理解した内容を他の受講生の前で語る発表を通じて、内容の伝わりやすい語り方・示し方を自ら探究できること。生や死について語った先人の句・言葉に触れたり自分の経験を思い起こしたりしつつ、授業を構想できること。
講義スケジュール(授業計画)
以下のスケジュールは、予定している大まかな内容・流れである。受講生の状況、授業の状況により当然一定程度の変更の可能性がある。
内容
第1回シラバス並びに受講上の留意点 ―自分が生きる事にとりどういう価値が大切か―
第2回「道徳」的にグレーだと思う経験と「道徳」の語義。
第3回現代の道徳的諸問題について
第4回道徳教育の内容・指導法を日本の歴史から考える。(導入並びに発表スケジュールの検討)
第5回明治期の道徳教育(受講生による発表と教員による補足、参加者の話し合い)
第6回大正期の道徳教育(受講生による発表と教員による補足、参加者の話し合い)
第7回戦中期の道徳教育1(受講生による発表と教員による補足、参加者の話し合い)
第8回戦後まもなくの道徳教育(受講生による発表と教員による補足、参加者の話し合い)
第9回高度経済成長期の道徳教育(受講生による発表と教員による補足、参加者の話し合い)
第10回生命への畏敬を育む道徳教育(1)―平成期の道徳教育について―
第11回生命への畏敬を育む道徳教育(2)―授業例の構想と模擬授業―
第12回生命への畏敬を育む道徳教育(3)―リアルな体験をベースにした模擬授業―
第13回まとめ ―あなたはどういう価値を是とし、他者に伝えたいと思うか―

評価基準・方法
定期試験:%
レポート:%
日常点:%
その他:100% 各自1回以上の発表内容(模擬授業を含む)、並びに通常の参加姿勢・コメント内容を重視する。
授業外学習の指示
前回の授業で理解が難しかった点やもっと学びたい点について、ポイントを整理しておく。(2時間)また、次回授業に関連すると思われる内容のうち、すでに知っているキーワードや新たに調べた内容をメモしておく。(2時間)
履修上の注意
質問は授業終了前10分ほどの時点に挙手して行うことが基本である。
上述のように本講義は道徳教育の内容と指導法をともに探究するということを主旨としているので、受身ではなく自ら探り考える気構えがなくては評価は難しい。受講者は講義への出席によって道徳教育のための広い視野を得る一方で、他方自分の興味ある内容を一層掘り下げることが期待される。自分が教壇に立つことを想定して具体的な授業構想を練ることも重要である。発表の際には他の発表者と話し合い、発表内容・形態を調整する能力も必要とされるだろう。
授業時においてこの科目以外の質問や提出物には対応できない。
オフィスアワー
4月に学生ホームページに掲載する。
教科書
使用しない。
参考文献
O.F.ボルノー著・森田孝他訳編『問いへの教育(増補版)』(川島書店)ISBN4-7610-0190-9 C3037
小寺正一・藤永芳純編『道徳教育を学ぶ人のために』(世界思想社)ISBN4-7907-0862-4
沼田裕之他編著『<問い>としての道徳教育』(福村出版)ISBN9784571101281
文部科学省『中学校学習指導要領』(平成29年3月告示)
担当者からの一言
【感染拡大防止期間における授業実施方法】
(5月7日以降の対応)
OGU-Caddieを使用して実施します。

レポートを作成してください。
テーマ:「道徳的にグレーだと思う事」
※これまでの自分を振り返った上で、道徳的に善(白)と悪(黒)の中間領域(グレー)だと思う経験について語ってください。いつ頃のどのような経験かを、なるべく具体的に描写してみてください。字数600字程度で(いくらかの多少は可)、A4用紙にパソコンにより作成するか(字数明記)、あるいは400字詰めの原稿用紙に作成してください(手書き可)。対面授業開始後、授業時に提出してください。
※授業実施方法・内容は追加・変更になることがありますので、適宜シラバスを確認してください。