講義コード 1005082201
講義名 教職実践演習(中・高)201
開講責任部署 大阪学院大学
講義開講時期 後期
講義区分 講義
基準単位数 2
時間 13.00
開講年度 2020
配当年次 4
曜日講時 火2/対面のみ
担当教員

氏名
◎ 谷口 高士
三輪 信哉
井上  専
根無 喜一
岩岡 眞弘

講義(演習)テーマ
教師としての実践力を養うとともに、これまで学んできたことを振り返り教師としての在り方や教育の意義を強く自覚する。
講義(演習)概要
教師には、単に専門知識の指導に限らず、広い意味での「授業力」(コミニケーション・プレゼンテーション・問題発見・解決能力・幅広い知識と教養等)が必要である。本演習ではこれまでの教職課程の集大成として、教師に必要な資質を再確認し、自分に不足している部分を補完することをめざしている。受動的に知識を受け取るのではなく、学生が自ら討論や演習に参加することで、体験を通じてこれまでに得た知識を生きたものにし、より意味深い学びを行う。当然全出席を前提として、積極的に討論やワークに参加する、発表する、事前や事後の課題に取り組む、広く教育事象に目を向けるといった、主体的・積極的な姿勢が求められる。
到達目標
本演習はグループ討論・ロールプレイ・模擬授業等を中心にして行われ、それらを通じて幅の広い人間性と教育力を身に付けることを目標とする。同時に、常に現在の教育や子どもたちを取り巻く状況に目を向け、問題意識を持ち続けるようになることもめざす。
講義スケジュール(授業計画)
よき社会人・よき教師として実践できることを目指している講義であることを自覚して、積極的に講義に参加すること。
内容
第1回 教職の意義と教員の資質および役割
これまでの教職課程科目の学修の振り返りと教育実習の報告を中心に授業を構成する。加えて教員の資質等について考察する。VTR資料を交えることもある。(井上 専)
第2回 教員人生を考える
「教職を選んだ意味と人生」「教員自身の精神的健康」等をテーマに、現役教員・教員経験者による講演および質疑応答を中心に、教員として生きていくために何が必要なのかを考える。(井上 専)
第3回 学級経営①(今、学校では?地域では?)
毎日の生活で起こるトラブル、特にいじめ、不登校、学力低下、地域の連携のなさなどについて、その問題の解決に向けて、現場からの生の声を学生に聞かせて意識を高め、グループワーク・発表・討論を通じて能動的に考えていく。(谷口 高士)
第4回 学級経営②(問題解決に向けて)
学校と保護者や地域とのトラブルおよび連携について紹介した後、模擬のケースについてグループワーク・発表・討論を行って、主体的に問題点の発見や個別事情に応じた解決方法を模索していく。(谷口 高士)
第5回現代課題と教育①(地球環境問題と環境教育)
地球温暖化問題を概説し、2005年から始まった「国連・持続可能な開発のための教育(ESD)の10年」また、その後のSDGsを紹介し、学校での環境教育の重要性の理解を深める。(三輪信哉)
第6回現代課題と教育②(社会と環境教育)
循環型社会形成を概説し、その形成の取り掛かりとなるマイバック運動を題材に、地域におけるマイバック推進に関するエコ ロールプレイを行い、環境社会形成におけるさまざまなステークホルダー相互の調整と、参画の重要性を理解する。(三輪信哉)
第7回教師と教養①(教養とは)
古典音楽を演奏できるし、フランス語はフランス人以上に堪能、こういった人を教養ある人と言うことに異存はないと思われる。しかしそれでもこのような個々のコンパートメントを知悉したりそれに基づいて行動できるかといって、それがただちに教養ある人間とは言えない。教養とは要するにそうでない人とは異なった質と節度のある生活態度そのものだとも考えられるからだ。つまりモーツアルトもフランス語も知らないし節度ある市井の職人の親方なども教養ある人のモデルと考えられるかもしれない。今回はそういった意味で、教養とは、全体的に見て何なのかを考えてみたい。(根無 喜一)
第8回教師と教養②(西欧にみる教養)
なぜリベラルアーツを教養と言うのか。いったいリベラル(自由)と教養とはどういう風に結びつくのか。中世ヨーロッパのリンガ.フランカとしてのラテン語教育を通じて教養の意味を考える。それから古典と教養、戦前日本の旧制高校を中心とした知的教養主義とは何かを取り上げたいと考えている。最後に21世紀の今日の教養について、少々、一般的な風潮に批判を加えてみよう。(根無 喜一)
第9回対人関係スキル実習(対人関係実習)
他者を信頼して、他者の導きにより行動する。少人数のグループで自由に感じたことを話す。他者の発言に耳を傾け他者理解に努める。意見が違っても関係が崩れないあり方を考えるなど。具体的には講義時に提示する。(岩岡眞弘)
第10回生徒理解と生徒の生活環境(不登校生理解、携帯電話)
不登校生の内面理解と接し方を学ぶ。方法として事例を中心に自由に意見を述べる。また、生徒の生活環境として携帯電話の学校での扱い方について議論する。(岩岡眞弘)
第11回 さまざまな学校活動
フィールドワークを通して教科授業以外のさまざまな学校活動について調べて、実行計画を立てる。それらの発表と議論によって、学校における諸活動の指導の楽しさと難しさ、重要性について理解を深める。(岩岡 眞弘)
第12回 模擬授業
受講者を生徒と見立てて、模擬授業を行う。授業準備をして、教材を準備して「先生」になる経験をする。(岩岡 眞弘)
第13回 教職課程の振り返りと学校教育の意義について
他者との議論や意見交換を通じて、学んできたことが自分にとってどんな意味があったのか、また、学校教育の意義とは何かを考える。(全担当者)

評価基準・方法
定期試験: 0%
レポート: 0%
日常点: 100% 受講態度、発表、議論への参加、課題提出(学習指導案を含む)による総合評価
その他: 0%
 教師になるための講義であることを自覚して講義に望むこと。
 出席100%を前提とし、欠席が授業時数の3分の1を超える者は、評価の対象としない。
 課題のフィードバックは、授業内でのコメント・個別返却など、担当者によって異なる。
授業外学習の指示
・毎回の授業内容の振り返り(2時間程度)と、フィールドワーク・指導案の作成・発表資料の作成・レポート課題などへの取り組み(各課題が出たときに6~8時間程度)をおこなうこと。
・教師のあり方に関して常に考えていること。
・新聞等の報道や書籍などを通じて、学校・教育・子どもにかかわる問題や状況、それらに対する取り組みに目を向け、問題意識を持ち続けること。
履修上の注意
・各講師が紹介する書物を読むこと。
・各講義に積極的に参加すること。
・遅刻3回で欠席1回と見なす。遅刻と欠席は総合評価での減点対象とする。
オフィスアワー
4月に学生ホームページに掲載する。
教科書
使用しない(必要に応じて、担当者ごとに授業内で資料の配付をおこなう)。
参考文献
授業中に指示する(担当者ごとに授業内で参考書の紹介をおこなう)。