講義コード | 1005065101 | ||
講義名 | 社会科・公民科教育法Ⅰ101 | ||
開講責任部署 | 大阪学院大学 | ||
講義開講時期 | 前期 | ||
講義区分 | 講義 | ||
基準単位数 | 2 | ||
時間 | 13.00 | ||
開講年度 | 2020 | ||
配当年次 | 2 | ||
曜日講時 | 水2 | ||
担当教員 | |||
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講義(演習)テーマ | |||||||||||||||||||||||||||||||
公民的分野・公民科について,その学習の意義と目標を理解したうえで,公民的分野・公民科独自の留意点にも着目しながら,適切な教授法を実践できる基礎的能力を身につける。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
講義(演習)概要 | |||||||||||||||||||||||||||||||
中学校社会科公民的分野・高等学校公民科の教科特性として,生徒に対する授業に際して,社会事象について多面的・多角的に考察し,公正に判断する能力と態度を安なうことが特に求められている。本講座では,多様な事例を取り上げるなかで,受講生の教科に対する理解や認識を深めるとともに,作業や演習等を含んだ授業を実施する。かつ,豊かな公民的資質を養うための内容や教育方法に関する理論的な知識や資料読解・課題解決のスキルを養成することも目指し,学習指導要領の主旨を踏まえつつ,できるだけ具体的ケースを取り上げる。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
到達目標 | |||||||||||||||||||||||||||||||
①公民的分野・公民科が,学習指導要領でどのように位置づけられているか,また,生活科・小学校社会科との系統 性を理解する。 ②現在の世界を対象とする教科・科目としての多面的・多角的な視点や,公平・公正な視点を持つ能力を培う。 ③公民的分野・公民科の授業に際し,特に慎重を要する公平・公正さを確保できる知見を体得する。 ④公民的分野・公民科諸科目の学年段階や現場の実情を踏まえた授業構想が立てられる。 |
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講義スケジュール(授業計画) | |||||||||||||||||||||||||||||||
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評価基準・方法 | |||||||||||||||||||||||||||||||
4月~6月3日までは課題レポート1~4で,6/10以降は,OGU-Caddieの講義の確認・出欠状況・課題・レポート等の提出状況等を総合的に判断し,評価を行う。 定期試験 : 0 % 定期試験は実施しない。 レポート : 50 % コメントして返却する 日常点 : 50 % OGU-Caddieの講義の確認状況,講義内容についての「ポイントのまとめ」等の宿題等の提出状況を評価する。 その他 : 0 % |
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授業外学習の指示 | |||||||||||||||||||||||||||||||
1.授業時の解説・質疑・作業・協議・発表等をしっかり「振り返る」ことで,教員としての基礎的資質が育つ。したがっ て,前記の「振り返り」を十分行って,次の授業に備えること。 2.事前に資料プリント配布・宿題を課すので,授業までに読み,調べやまとめ等を行ってほしい。 3.また,購入した「教科書」及び「学習指導要領解説」を読み込むとともに,特に学習指導要録の「参考資料」「付録」 を熟読し,「自分なりの,現場での授業の全体像に関するイメージづくり」を,授業期間全体の中で自学自習課題とし て行っておくことも大切である。 4.なお,教科の特性上,日頃からニュースの視聴を行い,記事や関連する本を読んでおく必要がある。 |
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履修上の注意 | |||||||||||||||||||||||||||||||
1.この科目の目標を十分踏まえ,その際必要な政治・経済・思想等に関する考え方や,各種の知識及びスキルを十 分に習得する努力を怠らないこと。 2.授業中,適宜,課題への種々の取り組みを行います。例えば,個人での課題への取り組み,班での協議,個人・ 班単位の発表,発表に対する受講生による質疑応答等を行います。受講生自身が積極的な学び姿勢をとおして, 主体的に考察し判断するといった能力の向上を目指してほしい。 3.毎回出席を取ります。特段の理由が無い欠席が不可であることはもちろんですが,遅刻が授業の妨げになること も十分に自覚してほしい。 4、授業中及び授業外で作成した提出物等の評価比率が高い。特段の理由のない欠席・遅刻をしないこと,また教科 書・学習指導要領解説・事前に配布したプリント類等を忘れないこと。作業等ができず点が取れない原因となる。 5.各種課題の達成・復習等、授業以外での十分時間をかけた自学自習が必要である。 6.「中学校学習指導要領解説 社会編」は,平成29年告示の者を準備すること,それ以前のものは使えない。 |
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オフィスアワー | |||||||||||||||||||||||||||||||
講義終了後に教室で受け付ける。 | |||||||||||||||||||||||||||||||
教科書 | |||||||||||||||||||||||||||||||
新編 新しい社会 公民(戸波江二他著、東京書籍株式会社出版) 中学校学習指導要領解説 社会編(文部科学省) |
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参考文献 | |||||||||||||||||||||||||||||||
中学校学習指導要領(平成29年3月告示 文部科学省) 高等学校学習指導要領(平成30年3月告示 文部科学省) |
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担当者からの一言 | |||||||||||||||||||||||||||||||
【感染拡大防止期間における授業実施方法】 *1 レポート課題1~4の提出は,6/10(水)までに,OGUメール(masahiro.yamada@ogu.ac.jp)にPDF形式のファイルで学籍番号・氏名を明示し提出すること。 手書きの場合は,スキャナー等でコピー(カメラで撮影)したJPEG形式のファイルで提出すること。 第1タームの出欠・評価の資料とします。 *2 6/10(水)以降の授業は,OGU-Caddieに授業資料と解説を含めた動画資料(mp4ファイル)を提示します。 OGU-Caddieを随時確認し,出欠をチェックするとともに,講義の指示に従い,課題を必ず提出してください。 第2タームの出欠・評価の資料とします。 レポート課題。 文部科学省および国立教育政策研究所のホームページより新学指導要領解説編・社会科,21世紀型学力の概要,アクティブラーニングの概要等についての資料をPDFでダウンロードしできます。 課題1 『社会科教育,特に中学校公民的分野における学習においては,「豊かな公民的資質の育成」が大きな目標となっている。 平成29年告示・学習指導要領解説・社会編では「豊かな公民的資質」とはどのような資質として定義し,どのようにして養う必要があるとしているか,その概要をまとめなさい。』 ※A4用紙1~2枚(1600~3000字)程度,パソコンを活用し作成のこと(書式自由)。 ※対面授業開始後、最初の授業時に提出してください。 課題2 『「豊かな公民的資質」や21世紀型能力(学力)を育成する学習方法の一つとして,アクティブ・ラーニングが取り上げられることが多々ある。 国立教育政策研究所の諸提案などをもとに,21世紀型能力(学力)とは,どのような能力(学力)のことを示しているかまとめるとともに, アクティブ・ラーニングの学習方法の概要を述べ,この学習を実施するときの課題や問題点について,まとめなさい。』 ※A4用紙1~2枚(1600~3000字)程度,パソコンを活用し作成のこと(書式自由)。 課題3 「多様な視点を養うとともに,公正・公平の観点から種々の環境問題をどのように公民の授業で扱うべきか具体例をあげて自分なりの考えをまとめなさい。」 ※A4用紙1~2枚(1600~3000字)程度,パソコンを活用し作成のこと(書式自由) ※環境教育にかかわる,新学習指導要領・中学校社会編,国立教育政策研究所「目標に準拠した評価」などを参考にしてまとめてください。 ※文部科学省・国立教育政策研究所のホームページから上記のPDFの資料を入手できる。 課題4 「民族問題の一つであるパレスチナ問題に焦点をあて,第二次世界大戦後から現在に至るまでの歴史的変遷過程をまとめなさい。」 ※A4用紙1~2枚(1600~3000字)程度,パソコンを活用し作成のこと(書式自由)。 ※外務省ホームページの「パレスチナ問題の概要」などを参考にまとめるとよい。 ※6/4以降の最初の授業(6/10水)で,課題1~4のレポートが提出できるようにしておいてください。 ※6/4までに,各レポート(課題1~4)が完成した場合は,順次,下記のメールアドレスに作成したレポートをPDFファイルに変換して送ってください。 ※変換方法・wordファイル⇒「名前を付けて保存」⇒ファイルの種類⇒PDFを選択し保存 ※レポートをもとにして授業で,考えを順次発表してもらいます。 ※受講生の方で,質問などがある場合は,下記メールに問い合わせをしてください。 ※質問,レポート提出には,件名に必ず「学籍番号・氏名」を明示してください。 Masahiro.yamada@ogu.ac.jp ※授業実施方法・内容は追加・変更になることがありますので、適宜シラバスを確認してください。 |