講義コード 1005002201
講義名 教育方法学201
開講責任部署 大阪学院大学
講義開講時期 後期
講義区分 講義
基準単位数 2
時間 13.00
開講年度 2020
配当年次 2
曜日講時 月2/一部対面(オンデマンド型)
担当教員

氏名
◎ 井上  専

講義(演習)テーマ
教育方法の基礎的理論・実践と、自分の授業
講義(演習)概要
本講義は、教育方法にまつわる理論・実践を中心テーマとしている。
近代的な意味での教育活動が始まって以来わが国は大きな転換を数度経験してきたが、現在はその一つに数えられるほどの転換期のように思われる。具体的な学習場面で何を(内容)いかに(方法)教えるかといった、教育方法上の問い直しが繰り返されてきている。子供たちの「生きる力」という最もベーシックな能力の育成が時代の要請として求められていることもまた、こうした問題状況をよく表わしているように思われる。つまり、若年者・人間の「生きる」ことを促進し、「よりよく生きる」ことを援助するような人間観・教育方法観を問い、探究することが必要だと思われる。
本講義は、戦前・戦後期の日本に重要な意義をもった学習指導の基礎的理論・実践を学ぶ事を一つの根幹としている。そうした内容をそのつどの世界・日本の動向と関連づけながら見てゆき、これからの日本に必要とされる教育方法観を探ってみたい。情報機器をどのように活用する事がふさわしいのか、講義内容との関連で適宜問い、学ぶことも受講生に期待したい。
到達目標
教育の方法の理論・実践に関して、中学・高校の教員に必要な基礎的知識を培うとともに、自ら学び省察する姿勢を身につける。授業内容と関連させつつ、自分の教え方について模索できる。近い将来の準備として、教壇で語ったり板書したりする経験を積む。

講義スケジュール(授業計画)
以下のスケジュールは予定している大まかな内容・流れである。受講生の状況、授業の状況により当然一定程度の変更の可能性がある。総合評価:(補説)「祝祭」的行事の教育上の意義を巡って、体験しつつ問い深める時間も設ける予定である。
内容
第1回シラバス説明並びに受講上の留意点について
第2回自分の学習経験を語ってみよう ―模範としてみたい授業を探る―
第3回文明開化期の教育 ― 時代の有り様、教室風景 ― 
第4回戦前期の教育方法 ―ペスタロッチの生涯、教育方法観(受講生による発表・模擬授業も含む)―
第5回戦後まもなくの教育方法 ― 学習指導要領とは?―
第6回経験主義的な教育方法論・実践(受講生による発表・模擬授業を含む) 
第7回科学技術の進歩と教育方法論・実践 ―系統性重視の学習指導要領について―
第8回70年代以降の教育方法論・実践
第9回平成の学習指導要領について
第10回情報機器の活用について考えてみよう
第11回どういう基準で他者を評価するか、考えてみよう
第12回自分が志す授業について構想しよう ―学習の目標・形態、教具・評価基準等について―
第13回まとめ ―総合評価を含む―

評価基準・方法
定期試験: 0%
レポート: 0%
日常点: 100% 講義への参加態度に加え、コメントの有り様や小リポート課題の提出状況並びにその内容により評価する。この授業内容に触れ、自分が行ってみたい教育方法についてどれ程表現できるのかも、当然評価の対象となる。小リポートの提出後に、講評を行い、一層の授業理解を期する。

その他: 0%
授業外学習の指示
前回の授業で理解が難しかった点やもっと学びたい点について、ポイントを整理しておく。(2時間)また、次回授業に関連すると思われる内容のうち、すでに知っているキーワードや新たに調べた内容をメモしておく。(2時間)
履修上の注意
1,質問については、授業終了前10分ほどの時点に挙手して行うことが基本である。
2,授業に関連する項目や人物(その生涯・主要な著作の内容等)について、予習的まとめの課題が出されることがある。課題に取り組む際、自分にあった学習の場所やペースを発見するのも大切な学びである。参考文献は図書館の事典類・指定参考図書・専門書を基本として、文献名等を自分の文章の末尾に明記する。PCは補助的にのみなら用いてよい。ワープロによって作成した文章の場合、字数を末尾に明記する。また、その課題の成果発表が誰にでもあたりうる。
3,提出された小課題において理解の不十分な受講生が多かった点に重点をおき、授業内で補足的説明を行う。
4,自分が興味をもった項目や人物については、授業での入門的説明を各自が一歩進め、深めるような学習が普段から望まれるが、その際できる限りその思想家の原典(英語・ドイツ語・日本語のいずれか)に触れる努力をすること。
5,ボランタリーに教壇で語ってもらう機会をできる限り多く設ける予定である。
6,授業時においてこの科目以外の質問や提出物には対応できない。
オフィスアワー
4月に学生ホームページに掲載する。
教科書
使用しない
参考文献
山崎英則・徳本達夫編『西洋の教育の歴史と思想』(ミネルヴァ書房)ISBN4-623-03467-4
柴田義松著『教育の方法と技術』(学文社)ISBN4-00-020124-7
文部科学省『中学校学習指導要領』(平成29年3月告示)
文部科学省『高等学校学習指導要領』(平成30年3月告示)